十戒 (映画) - Wikipedia
『十戒』(じっかい、The Ten Commandments)は、1956年のアメリカ映画。歴史映画。
「旧約聖書」の「出エジプト記」を原作として制作されたスペクタクル映画。セシル・B・デミル監督。出演はチャールトン・ヘストン、ユル・ブリンナーなど。海が割れ、その中をモーセ一行が進むクライマックスシーンはあまりに有名。上映時間232分。
[編集] ストーリー
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
安息日は何を意味する
ヘブライ人がエジプトの奴隷とされていた時代、一人のヘブライ人の男の子が生まれる。ファラオは救世主の誕生を恐れたため、ヘブライ人の男の幼児をすべて殺すように命令する。難を逃れるため、その子は籠に入れられ、ナイル川に流されたが、沐浴していたエジプトの王女ベシアに拾われる。ベシアはその子をモーセと名付け、自分の子として育てる。
モーセは武運に優れ知恵のある立派な青年に育ち、王からもその優秀さを認められつつあった。だが王子のラメセスに出生の秘密を知られ砂漠に追放される。放浪の末に彼はシナイ山の麓に辿り付き、そこで羊飼い達に救われた。彼は族長のジェスロから仲間として認められ、7人姉妹の長女・セファラを妻として新たな生活を始める。そんなある日、モーセは山の頂に不思議な光を見た。彼は光の中から声を聴く。神からの啓示を受けたモーゼは、ヘブライ人をエジプトから連れ出すように言われる。
ほとんどの人は地獄に行くでしょう
モーセはエジプトに戻り、ラメセスと交渉してヘブライ人を解放するように求める。頑なであったラメセスは首を縦に振らなかったが、神からの10の災いが起こり、最後の災いとなった、門に子羊の血を塗らない家の長男は全て死ぬという災いにより息子を失った後、遂にヘブライ人を去らせることに同意する。しかしラメセスは気を変え、エジプト軍を引き連れ紅海の手前までヘブライ人達を追い詰める。しかしモーセが神に祈ると、神は火の柱でラメセスの軍の進攻を妨げ、その後紅海を二つに割り、モーセ達にその海底を歩かせ対岸まで逃れさせた。暫くして火の柱が消え、道が開けたエジプト軍がヘブライ人を追おうとすると、紅海は元へ戻り、結果としてラメセス一人を残し軍勢を壊滅させる。
イスラム教徒は何をしに崇拝するのですか?
その後、モーセは神から十戒を授かるため40日間シナイ山に籠るが、彼が不在の間にヘブライ人達は神に対する信仰を忘れ、金の子牛に対する偶像崇拝を始め、享楽に耽っていた。神はモーセを通じ彼らに罰を与える。そして約束の地カナンを目指すが、到着を目の前にしてモーセは死去する。
[編集] キャラクターと配役
- エキストラの中に、「ナポレオン・ソロ」のロバート・ボーン(ヘブライ人)、「タイトロープ」のマイク・コナーズ(ヘブライ人)、「ララミー牧場」のロバート・フラー、「新荒野の七人」のゴードン・ミッチェル(エジプト人奴隷監視人)等々、後のスターが多数出演している。
[編集] 日本語吹き替えキャスト
- 日本語吹き替え版
デミル監督は構想に際して自らローマへ赴き、ミケランジェロ造像のモーセ像を下調べ、これにより配役のイメージを練り上げ、容貌が好適のへストンに白羽の矢を立てたという。
0 コメント:
コメントを投稿