戦争はなぜ起きるのか: 「シリウスに向かって飛べ!」 神か悪魔か イシス
言うまでもなく、スタジオジブリの名作『風の谷のナウシカ』の有名なセリフです。
シリウスは女神イシスの星であり、
イシスはまた、ナウシカのように青き衣を纏った大地の女神でした。
「その者、青き衣を纏いて、金色の野に降り立つべし、失われた大地との絆を結び、
ついに人々を清浄の地へ導かん」
宮崎作品のどれもが、密儀の教えや哲学がテーマとなっている、
それが宮崎作品を見続けてきた感想です。
清浄なるものとは密儀のイニシエーションを受けている者を言い、
清浄ではない、つまり不浄なる者とはわれわれ非参入者のことを言う。
聖書の創造主を悪魔とするグノーシス派は、自分たちを清浄なる者と呼んだ。
清浄の地とは、神の意思によって浄化されたこの地上世界、
聖書で言う「洪水後の世界」である。
崖の上のポニョとはいったい何のことか、
我々は一度よく考えてみるべきだろう。
以前にも書いたが、
ポニョの制作風景をまとめたドキュメント番組において宮崎駿監督が
「俺の物だとか、誰の土地だとか、いっそ洪水で全部流れてしまえば清々する」
などと言っていたことを、私は思い起こしてしまう。
確かに、欲深い現代人には耳の痛い話だが、
洪水後の日本では聞き流すわけにも行かぬ。
私は当初からこの発言を問題視していたが、
それから少し時間が経ち、本当に津波が日本を襲うとは思ってもいなかった。
宗教研究家としては、この事態を予知できなかったことは恥ずべきことだ。
そして、津波が起こることを予知していた人たちがいるということについて考えている。
古代エジプトやギリシャでたいへんな信仰を集めた、
イシス=デメーテル・コレーの儀式の聖地エレウーシスは、
キリスト教徒によって破壊された。
その破壊を先導したのはキリスト教の聖職者達だった。
地球海世界が軍事力によってキリスト教一色に染め上げられてゆく中、
イシス=デメーテル教徒らが、グノーシス派を形成していったと考えることは、
ごく自然なことだ。
キリスト教はローマ帝国やゲルマン民族の軍事力を利用し、
異教徒たちを抹殺していった。
レアはクロノスとひそかに契りあいましたが、
それが太陽神の知るところとなり、彼はレアの呪いをかけて、
いかなる月にもいかなる年にも子を産むことなかるべし、と申しました。ところがこのレアをヘルメスが愛して交わり、
それから月と将棋をさして勝ち、
彼女の輝きから七十分の一を取り上げ、
その取り上げた七十分の一を五日として集めて、
360日に付け足しました。この付け足された五日を、今日のエジプト人は閏日と呼び、
神々の誕生日として祝っています。第一日目にはオシリスが生まれ、その誕生と同時に声が響き、
「万物の主なる神、光の中に進みたもう」、と言ったと申します。
テバイで水汲みをしていたパミュレという女が、
ゼウスの神殿からこの声が響いてくるのを聞いた、という人もあります。この言い伝えですと、その声は
「大いなる王にして恵みの施し手オシリス、今生まれたまいぬ」、
と呼ばわったということです
そこでパミュレは、クロノスが委ねてくれたことでもあるし、オシリスを育てました。
神は祈りに答えなかった経典
人々はパミュレのために祭りを祝いますが、
それはディオニュソスに捧げる男根棒持の行列に似ています。
閏日の第二日目にはアルエリスが生まれました。
この神のことをアポロンと呼ぶ人もおりますし、
年長のホロとス呼ぶ人もあります。
第三日にはテュポンが生まれたが、体内に宿ったに日数も並ではありませんでしたし、
通常の産道から生まれたものでもなく、
轟音とともに母神のわき腹を突き破って飛び出しました。
四日目には水辺でイシスが生まれ、五日目にはネプテュスが生まれました。
ネプテュスはテレウテともアプロディーテとも呼ばれ、ニケとも呼ばれます。
オシリスとアルエリスの父親はヘリオスで(太陽)、
イシスの父はヘルメスで、
テュポンとネプテュスはクロノスの子だと申します。
こういう次第ですから、エジプトの王たちは閏日の三日目を忌み日と決め、
執務もしませんでしたし、夜まで自分の身体の世話もしませんでした。
ネプテュスはテュポンと結婚しました。
イシスとオシリスはたがいに愛し合いました。
それも生まれる前、母親の胎内の闇の中で結ばれたと申します。
またある人々の申しますには、アルエリスはこの二人の結婚から生まれたということで、
エジプト人は年長のホロス、ギリシャ人はアポロンと呼んでいるとのことです。
「エジプト神イシスとオシリスの伝説について」プルタルコス著 岩波文庫より引用
始めに出てくる太陽神とは当然ラーのことでしょう。
レアはラーの妻でありながら、
クロノス(ユダヤ=イスラエル)やヘルメス(フェニキア)と契りを結んだ。
つまり、レアはエジプトを裏切り、
イスラエルやフェニキアと裏で結んでいたということを意味します。
これらの神話をプルタルコスでさえ、
神が地球に与えた恵みや自然現象を説明するために作られた寓話であると考えているようですが、
これらはイエス・キリストとは違い、歴史的に説明することが可能です。
レアは旧約聖書においてもクロノス(イスラエル=ヤコブ=ユダヤ人)の妻とされています。
ギリシャ神話でもレアはクロノスの子供を6人産んでいますが、
旧約聖書でもレアはヤコブ=イスラエルの子供を6人産んでいます。
これらの歴史的文書はピタリと一致し、辻褄が合っています。
クロノス=ヤコブ=イスラエル=サトゥルヌス=サタン、
まずこのことを忘れてはいけません、
なぜサタンがイスラエル=ユダヤ人であるという事実が、
この世界で騒がれず、隠されているのでしょうか。
いつも他人や他国の裏ネタを追い求めテレビ局も、
ひた隠しにしています。
もし、サタンの正体が北朝鮮であったなら、
テレビ局は喜んで特番を流し続けるでしょう。
ですが、ユダヤ人デーブ・スペクターらが君臨する日本のテレビ界では、
ユダヤ人がサタンの正体だったとするような番組は作れないのでしょう。
そしてアメリカ政府や欧米経済、中南米の国々を始めとする世界をユダヤ人が席捲したということも。
また、イシスは後に他に比を見ないくらい、篤い信仰を受けてゆくわけですが、
生まれたばかりの時には、エジプトの諸王から疎まれていました。
無理もありません。
この時代、ヘルメス=フェニキア諸都市は、まだエジプトの支配下にありました。
誕生日が4月3日に当たる神
それが変わって行くのは、へブル人(ユダヤ人)とヒッタイトが結び、
エジプトの支配を排除し、フェニキアをヒッタイト王国の版図に入れてしまったからでした。
このお話も、聖書のヤコブの物語の中に登場します。
さらに、そのヒッタイトにギリシャ地方から海の民が襲い掛かります。
さらにホリ人のミタンニ王国も絡んで、
バイブルランドは諸国入り乱れた時代に突入します。
その中からヘルメスらが誕生する、
つまり独立を果たしてゆくということです。
父や母とは、新しく生まれた神があった国や、
その神が生まれるために襲ってきた国、
または工作や権力によってその神(国)を生み出した帝国や王、女王などを意味しています。
イシスは生まれた時は忌み嫌われていましたが、
その後オシリスとともにエジプト支配に成功し、
逆に崇められる立場となりました。
この話も、ヤコブの息子ヨセフとヒクソスが、
外国人としてエジプトを始めて支配したという、
聖書のあのお話に繋がります。
前回引用されていただきましたが、
インベントリー碑文に書かれているように、
ギザピラミッドは古王国のクフ王以前に建てられたものではありません。
それは後世のイシス密儀参入者たちが、イシスの権威を高めるために残したものでしょう。
確かにピラミッドの前面に残るスフインクスはたいへん古くから存在したと考えられています。
ですが、クフ王以前のピラミッドとなれば、
サッカラのステップピラミッドのような、
まだまだ美しいとはいえないものでした。
これらの本では、ギザのピラミッドがイシスの大神殿として庶民から崇拝されたと書かれていますが、
それは後世にクレオパトラなどによるイシス密儀の賜物でしょう。
エジプト国民は相次ぐ侵略の中で、血も薄れヒエログリフを忘れてしまったように、
ピラミッドの真実を忘れてしまったのです。
ヘロドトスの時代には、大ピラミッドはエジプト国民に最も嫌われておりました。
それは、ピラミッドがピリティスと呼ばれる、遊牧民族の外国人侵略者によって、
強制労働下で建てられたということを、
ヘロドトスの時代のエジプト人たちは忘れていませんでした。
ギザのピラミッドは、
これら外国人侵略者、すなわちヒクソスとユダヤ人ヨセフの時代に、
初めて古代エジプト人を奴隷化し、
無理やり建築させたことが知られています。
ピラミッドは閑散期の公共事業だったとか、
クフの名があるから、クフ王時代の建築だった。
などと言うのは、ユダヤ人が過去の奴隷化事業を隠し、
世界に悲劇の民はユダヤ人だけと印象付けるための工作です。
サトウルヌスの計略はたいへん狡猾なものなのです。
ユダヤ人は大航海時代のアメリカ植民地化においても、
アフリカからの悲惨な黒人奴隷貿易を取り仕切りました。
今では世界のメディアを支配するユダヤ人は、
このように歴史の事実を捻じ曲げ、
自分たちの都合の良いように書き換えています。
ただし、人間は生き物ですし、完全ではありませんから永遠はありません。
彼らの支配も必ず終わりを告げるでしょう。
ユダヤ教で祝ったいくつかの神聖な日は何ですか
なぜなら、フェニキア人はユダヤ人より狡賢く、
今は彼らの中に埋もれて、後塵を拝しているようにも見えますが、
いずれ、必ずユダヤ人を支配しようとするからです。
このように二匹の蛇は絡みあい、
魔術のカドケウスの杖を構成するのですが、
二匹は再び噛み合い、いずれその毒で滅びるでしょう。
最近やりすぎている彼らの行いを見ると、
今がその時かも知れません。
今は、フェニキア系がユダヤ人を利用しているだけです。
古代も現代も、魔術師と言えば、
フェニキア人かユダヤ人、そしてイランのマゴス僧だったのです。
そのイランのマゴス僧も、きっとバビロニアに捕囚された人々の末裔でしょう。
新バビロニア帝国は、
ユダヤ人に足枷をかけてバビロンに曳いていきましたが、
彼らユダヤ人は、たちまちにしてバビロニアの経済を支配してしまいました。
ちょっと神話的に書いてみます。
蒲公英作 新ギリシャ神話
ベル(バビロニア王国)に去勢されたクロノス(ユダ王国)が、
ベルの隣でお産に苦しんでいたキュナに薬を与えると、
キュナはギガンデス(キュロス=ペルシャ帝国)を産み落しました。
ギガンデスは生まれるとたちまち成長し、
その長い腕と大きな口で、ベルやオシリスらを飲み込み、
とうとうゼウスにまで襲い掛かりました。
ゼウスやアテナらオリンポスの神々はギガンデスのあまりの巨大さに逃げ出しますが、
へパイストスやアレスは飲まれてしまいました。
けれどイシス=デメーテルはギガンデスを騙して苦団子(ヘルメス)を飲ませたため、
ギガンデスはアレスらを吐き出しました。
ヘルメスの毒で弱ったギガンデスを海に誘い出したゼウスは、
巨大なギガンデスをサラミスに誘い込み、
ギガンデスの身体は細いサラミスに嵌って動けなくなってしまいます。
その隙にゼウスがギガンデスの首を刎ねると。
ギガンデスはのた打ち回り、どどっと倒れこみました。
ギガンデスの倒れた身体から木や花が咲き乱れ、地上には春が戻りました。
戦争が終わり、デメーテルの娘で地獄のハデスに捉われていたペルセポネーも地上に戻り、
数多くの人間が死んで、清浄を取り戻した地上では生き残った人間が春の歌を歌っていました。
―幕が下りて―
幕が下り、天上では神話劇に出演した神々が集い、
公演大成功の打ち上げパーティーを開いていました。
そこへ、首の取れたギガンデスがやってくると、
ゼウスは着ぐるみの取れた首を縫い合わせてくれるようにイシスにサインを送りました。
イシスがお得意の魔法を使い、「アブラ・カタブラ」と呪文を唱えると、
どこでどう間違ったのでしょう、ギガンデスの首は逆向きについてしまいました。
それを見た神々がどっと笑うと。
ギガンデスは恥ずかしそうに頭をポリポリと搔いています。
「ああ、間違っちゃった。アブラ・ハタブラだったわ。
日本人に嘘の呪文ばかり教えていたから、本当の呪文を忘れるとこだった」
「そうそう、真の呪文は我々だけのもの」
「ゴイムにはゴイムの、我々神々には神の呪文があることを、
門外漢の日本人に知られてはまずいからね。
ほらほらへパイストス、次の番組で日本人を早く寝かせてあげなさい。
くれぐれもこの祝宴の様子がもれることのないようにな。
次回の公演まで、日本人をアニメやサッカーで釘付けにしておくのだ。
そのために今年もオリンピックを開催するのだぞ。
これをやってる間は、あの者どもはやれ放射能がとか、やれユダヤがなどと騒ぐことが少ないのだから」
「かしこまりましたゼウス様、オリンピックだけでなく野球もございますし、
国際宇宙ステーションのイベントもありますのでどうぞご安心を」
「うん、頼んだぞ。それでは安心して発泡性ネクタルのかけっこを始める。みんな、用意はいいか!」
「ちょっと待ってよ、僕の首どうなるの・・」
「ごめん、忘れてた。ええと、アブラ・ブラブラじゃなくてー」
「イシスさん、お詫びとして今晩は付き合ってもらいますからね」
神話とは、このようにして創り上げられた歴史である。
ちょっとコミュカルに描いてしまって不謹慎だったかもしれないが、
つまり各国首脳によるやらせ戦争の結果なのだということを知ってほしかったためだ。
神話が使えたいことは、哲学的思考によって人間を間引きし、
人間の族を地上から洪水で押し流し、
この大地を清浄なる地へと回復させよということ。
歴史は支配者たちによって都合の良いように書き換えられる。
現代はまた、タルタロスから這い出したクロノスの時代なのである。
だいぶ話が逸れました、イシスの話は次回また書きます。
そうそう、忘れないうちに書いておきますが、
バールや、トト、ラー、ディオニュソスなど、
古代の王は神の名を背負っておりました。
そのため、彼らは数百年、時には千年も生きたという伝説が生まれたことも書き記しておきます。
ですから、神とは、王を意味すると供に、その王が君臨する国家でもあったわけです。
そしてひ一度その王族や国家が途切れたとしても、
現代のイスラエル=ヤコブ=クロノスのように、
タンタロス(地獄)から這い上がり、
再び神の座に「復活する」と言うわけです。
地中海世界の覇者クロノスは、
自身が生んだゼウス=ギリシャによって滅ぼされてしまい、
地獄に落ちてサタンと呼ばれるようになりました。
ですが、新約聖書にも書かれているように、
サタンは時々解き放たれなければなりません。
人類を間引きするために、
今がそのとき時なのです。
そしてイシスはそのサタンの娘であったのです。
次回へ・・・
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